遺品整理においてついついまとめて処分してしまいがちな品物が「骨董品」ですが、骨董品が数万円以上で売れる可能性が十分にある事は知っていますか?
ここでは骨董品の基礎知識からどれくらいで売れるのか、そして高く売れるおすすめ買取業者はどこなのかを徹底的に解説します!
骨董品の定義っていったい何?
骨董品の定義とは「100年以上前に作られたもの」という、19世紀のアメリカで決められた基準が最も有名でしょう。
ですが、これは貿易における関税の有無などのルールを決めるために定められた事務的な定義と言えます。
実際、100年にも満たない作品が「骨董品」として市場では頻繁に流通していますし、場所によっては10年前に作られた茶碗が見た目が古そうな事から「骨董品」として販売しているのを見た事もあります。
上記以外に骨董品に関する明確な定義は現在のところ存在しませんが、一般的に認知されている骨董品の定義というと「古そうな価値の高い品物」です。
骨董品の価値ってなぜ高い?
アンティークや骨董品に興味が無い方は、骨董品の価値が何故高いのか疑問に感じた事があるかと思います。
骨董品の価値は非常に分かりづらいですが、次の3つの要素から価値が決まります。
芸術的価値
絵画などのアート作品と同様に外観や技法、使用素材など作品の完成度から芸術的な価値が見いだされて、骨董品には高い価値がつきます。
元々、美術品などの芸術的価値というのは専門家でなければ分かりづらいものですが、骨董品の芸術的価値はより一層分かりづらくなっています。
その原因としては、「わび・さび」と呼ばれる時代の雰囲気・趣すらも芸術的価値として考えられており、作品が作られた時代の文化背景も考慮して芸術的価値が算出される事にあります。
歴史に興味がない人にとっては骨董品の芸術的価値を見抜くのは非常に難しいでしょう。
歴史的価値
骨董品が作られた年代によっても価値は変動し、単純な話、古い時代の骨董品であるほど価値は高くなる傾向にあります。
特に、太古の出土品や作家の珍しい技法の作品など、新しい事実が発覚するような骨董品であれば非常に高い価値があります。
希少価値
骨董品の価値は希少性の高さに比例します。
希少性の高い骨董品というと入手が困難な骨董品の事を指しますが、「有名作家の作品」「古い時代の品物」「唐物」などが挙げられます。
一見しただけでは非常に分かりづらい骨董品の価値ですが、こういった事情から「ガラクタに見える壺」であっても10万円以上の買取価格になる可能性があります。
特に「中国骨董品」や「朝鮮古陶磁」のような唐物と呼ばれるような骨董品は注意が必要で、唐物は贋作も非常に多く溢れていますが、その時代の古さから歴史的価値が非常に高く、1000万円以上の価値を秘めている事もあるほどなのです。
価値が分からないのに骨董品買取の依頼してもいいの?
骨董品の価値を判断するのは専門家でも難しい事ですので、素人が遺品に対して骨董品としての価値を判断する事は不可能です。
しかし、骨董品買取を行っている業者は素人では判断が難しいという事情ももちろん把握しています。
ですので、骨董品っぽい遺品があればとりあえず買取業者に相談すればOKです。
優良な骨董品買取業者であれば、査定費用から出張費用、キャンセル費用まで完全無料で対応してくれます。
骨董品の買取でおすすめの業者は?
骨董品買取業者は色々とありますが、おすすめと言えば買取福ちゃんです。
福ちゃんは骨董品買取にも専門的に注力している総合買取業者で、次の骨董品の買取情報についてかなり詳細に説明している情報サイトでも評判が高く紹介されています。
また、福ちゃんは遺品買取にもおすすめの業者ですので、遺品整理の一環として骨董品を売りたい場合もおすすめですよ。
下手な骨董品買取業者に依頼してしまうと、安値で買い叩かれたり、悪質な対応されかねませんので、骨董品買取業者に迷っている場合は福ちゃんに一度相談してみてはいかがでしょう?
骨董品として買取してもらえるものはどんな品物?
古くて価値の高い物は全て骨董品と言われるので、壺からおもちゃ、洋服や拳銃・日本刀、筆や家具などなど、種類を問わず、どんなものでも骨董品として買取してもらえる可能性があります。
ですが、骨董品買取業者が「骨董品の買取実績」として紹介している種類であれば、ある程度まとめる事ができるので、そちらをまとめて紹介していきたいと思います。
茶道具
お茶の席に使用する道具の総称で、骨董品買取においては定番ともいえる種類です。
柿右衛門や三輪休雪など、人間国宝の茶碗を始めとした作家の作品は数十万円という買取価格がつく事も珍しくはありません。
また、茶の文化を遡ると、日本に伝わったのは平安時代とされ、中国では更に昔から茶の文化があった事から、当時の茶道具が見つかれば非常に高い歴史的価値も期待できるでしょう。
高価な茶道具の取引例を挙げると、「楽」の作家の茶碗はオークションにて1000万円以上の金額にて落札されるほど高額取引されています。
掛け軸
作家による書画や風景画の作品を表装したものを掛け軸と言い、大きな特徴は吊り下げる為の軸があり巻き物のように丸めるて持ち運びが容易が可能という点です。
掛け軸も100万円以上の買取価格がつく作品は多く存在し、「雪舟」や「伊藤若冲」や「丸山応挙」など有名作家の作品に高い価格がつく傾向にあります。
また、掛け軸は中国「唐」の時代に誕生し、日本に伝わったのが平安時代ですので、その時代の作品が綺麗な状態で見つかれば非常に高い買取価格が期待できるでしょう。
屏風
屏風とは部屋の仕切りや空間表装の際に用いる家具の事です。
歴史を中国では漢の時代から存在が確認され、日本においても奈良時代には屏風の存在は確認されているので、掛け軸よりも歴史は古くなります。
ただし、屏風作品が特に注目を浴びたのはもっと後の、安土桃山時代から江戸時代にかけてです。
この時代から唐物の舶来品や作家物の茶道具など美術品の価値が武将への恩賞に使われるほど高くなりました。
武将の恩賞は「土地」や「大判」が与えられていたので、それと並ぶほどの価値というと美術品がいかに高かったか分かるかと思います。
その為、各藩主が城を建造した際には自らの威光を示すためにも内装のデザインの重要性が高くなっていった事から、屏風に関しても狩野派を始めとした有名画家達の渾身の作品が作られていったのです。
有名作家による屏風作品はサイズ自体が大きい事もあり非常に高く、1000万円以上の買取価格がつく作品すらも存在します。
絵画
絵画に関しては「パヴロピカソ」や「ゴッホ」、「横山大観」や「伊藤若冲」の作品など数千万円から億を超えるような金額で取引されている絵画作品がある事も有名かと思われます。
平面上に描かれたものは全て絵画と呼べることからその定義は非常に広いですが、絵画は歴史の古さよりも作家の作品かどうかが買取価格に大きく影響する傾向にあります。
その為、絵画の有名な種類や技法についても紹介しますが、技法や種類自体は買取価格にそこまで影響しません。
日本刀・銃
刀や太刀、脇差などの「日本刀(刀剣)」や「拳銃」や「火縄銃」「銃剣」など、いわゆる「銃刀法」に関する品物も買取してもらう事が可能です。
特に、日本刀類は刀身や全形の美しさから美術品としても世界中で人気が高い事から、全体的に高い相場で買取してもらえる傾向にあります。
ただし、上記でも触れましたが、銃刀法が関係するので無暗に持ち出したり、ゴミ捨て場で廃棄するとすると警察のお世話になりかねません。
ですので、不要な銃刀類は発見次第買取業者に相談する事をおすすめします。
象牙
象牙とはアフリカゾウやインド象の牙を磨いた置物、もしくは素材とした、加工品や彫刻の事を指します。
象牙独特の手触りは多くの方から好まれ、象牙が持つ粘り気と硬度は加工品としても丁度よい素材だったことから、富裕層の嗜好品として象牙製品は人気が高く、高級品として出回りました。
現在では「種の保存法」や「ワシントン条約」により取引自体が大きく制限され、象牙自体の相場も下がってきていますが、高級品であることには変わりませんので、象牙製品が見つかれば高価買取が期待できるでしょう。
珊瑚
「珊瑚」とは海で採れる珊瑚を加工したもので、彫刻や置物、指輪やネックレスと言ったものに加工されます。
どんな珊瑚でも加工できるわけではなく、ある程度サイズが大きく、状態も綺麗なものでなければ珊瑚は加工できません。
珊瑚には赤や白、桃や黒など様々な色合いの品種がありますが、中でも加工品(骨董品)の中では赤珊瑚が最もポピュラーな種類であり、特に状態が良いものは血赤珊瑚と呼ばれます。
この血赤珊瑚は価値が宝石のように高くなっており、血赤珊瑚の作品は骨董品としても数十万円~数百万円もの買取価格がつく事もあります。
中国骨董品
主に中国にて生産されていた価値のある古い品物の総称です。
前述でも紹介しましたが、骨董品は「歴史的価値」の高い品物も高い買取価格になる傾向にあります。
日本に伝わった技術の多くは元々は中国で発展していた技術という事もあり、文化の歴史の長さを考えると、中国骨董品は非常に長い歴史を持ちます。
その為、中国骨董品は贋作も非常に多いですが、当たれば数千万円以上の買取価格すらも期待できるまさにお宝と呼べる骨董品が多い傾向にあり、骨董品買取業者も日本の骨董品と分けて中国骨董品を買取しています。
中国骨董品は鑑定が非常に難しい事から、売る際には買取業者の選択が非常に重要な骨董品でもあります。
西洋アンティーク
西洋アンティークは主にヨーロッパ諸国(西洋)の骨董品を指します。
日本とは文化・歴史が大きく異なる事から、骨董品の雰囲気も大きく異なります。
どれくらい違うかというと、絵画の日本画と西洋画が異なるように、焼き物や工芸品のデザイン・技法が異なります。
アールヌーヴォーで有名な「エミール・ガレ」や「ドーム兄弟」、アールデコやガラス工芸品で有名な「ルネ・ラリック」、画家には「ルノアール」や「パヴロ・ピカソ」、「ジュモー」「ブリュ」、「マイセン」や「セーブル」などなど、世界的に有名な画家やアーティスト、ブランドも多く輩出しています。
その為、高価買取対象となる西洋アンティークは現在も多く流通しています。
香木
香木とはお香の事で、燃やすことで香りを出す「仏具」や「茶道具」の事です。
お香というとヴィレッジヴァンガードなど民芸品が売っているお店で安価に購入できるイメージですが、骨董品としての香木は「伽羅」や「沈香」と呼ばれる東南アジアで採れる品種の事を主に指します。
香木は品質によって価値も変わりますが、最高品質の「伽羅」の買取相場はなんと「純金以上の相場」×「重量」で買取してもらえるので、高級な品物という事が分かるかと思います。
翡翠
翡翠(ジェイド)とは宝石の一種です。
主に「硬玉(ジェイダイト)」と「軟玉(ネフライト)」という種類に大分され、この二つは全く異なる鉱石ですが、見た目が似ている事からどちらも「翡翠」と呼ばれています。
但し、より高い価値を持つのは「硬玉(ジェイダイト)」であり、特に美しいジェイダイトは「ろうかん」と呼ばれ、最高級の宝石の価値として取引されています。
翡翠と言えば緑色が有名ですが、実は赤色や紫色など15種類ほどの色の翡翠が存在します。
ですが、高価買取対象となるのはほとんどが緑色の翡翠です。
かつて、中国において翡翠は不老不死や命の再生をもたらす力があると信じられており、秦の始皇帝も翡翠に身を包んでいたと伝えられています。
その為、翡翠は「玉」と呼ばれる最高品質の宝石として位置づけられており「金」よりも珍重されていた時代がありました。
こういった事情からも、翡翠が使用された中国骨董品は高価買取になる傾向にあるそうです。
フィギュア・人形
マジンガーZやウルトラマンシリーズなど、当時販売されていた特撮やロボット系のフィギュアはマニアの間で数万円から数十万円で取引される種類もあります。
他にも、雛人形や五月人形、日本人形や博多人形も有名な作家や工房の作品は高価買取対象となっています。
また、西洋のアンティークドールでもあるビスクドールやフィギュリンは数十万円単位で買取してもらえるほどの価値があります。
古切手
近年の郵便切手は額面の6割~9割程で買取(換金)してもらえることは有名ですが、過去に発行された限定の記念切手やお年玉切手などの古切手が数万円単位で買取してもらえることはご存知でしょうか?
有名な例を挙げると、「見返り美人切手」はワンシートで2万円以上の買取価格がつき、中国切手の「赤猿」は、単片1枚でも10万円以上の買取価格が期待できるほどです。
遺品でボストークなどのアルバムが見つかった場合は高価買取が十分に期待できますし、切手をまとめたアルバムや箱が見つかった場合も高い買取価格になる可能性があります!
古銭
古銭は今は流通していない古いお金の総称ですが、種類が多すぎて価値はピンキリです。
小判や大判、金貨など金が使用された古銭は10万円~100万円を超える買取価格が期待できます。
一方で、穴銭や級紙幣など、良く見つかりがちな古銭は状態が悪ければ高く売る事は困難でしょう。
記念硬貨も古銭買取業者が併せて買取対象としていますが、ほとんどの記念硬貨は額面を遥かに上回る高価買取価格は期待できないそうです。
陶磁器
陶磁器とは陶土や磁石で造られた器の総称ですが、日本では有田焼や備前焼、伊万里焼や萩焼などの焼物が有名です。
日本の陶磁器で高価買取が期待できるのはほとんどが作家物と呼ばれる有名作家の作品ですが、中国骨董品や西洋アンティークでは異なります。
中国骨董品でいうと朝鮮古陶磁や唐物、青磁と呼ばれている陶磁器は無銘であったとしても仕上がり次第で歴史的価値が合わさり高価買取が期待できます。
そして、西洋アンティークでは良質な陶土が取れない事から磁器を中心に生産していますが、マイセンやヘレンド、KPMベルリンやセーブルなど、ブランド食器のアンティークがかなりの金額で買取してもらう事ができます。
書道具
書道具とは書道の際に使用される道具の総称で、筆や墨、文鎮などが挙げられます。
中国で書道具と言えば「筆」「硯」「紙」「墨」を表す文房四方が有名ですね。
意外かもしれませんが、骨董品としての書道具で高価買取対象となるのは「硯」です。
日本でいうと「赤間硯」が高級な硯として有名ですが、中国の「端渓硯」や「歙州硯」などは別格に高い価値を持ちます。
古書
古書とは古い書物の総称です。
和本や唐本、拓本や巻き物、古地図や設計図なども古書として高く売れる事があるそうです。
ただし、古書は保管が非常に難しい事から状態が悪くなっているものが非常に多く、骨董品買取業者によって査定価格に差が出やすい品物となっています。
また、古書の査定は特別に難しい事もあり、買取依頼の際には複数社で相見積もりをとる事をおすすめします。
古道具
古道具とは主に2つの意味合いの使い方をしています。
一つは骨董品と同義で古くて価値のある品物全般を指す言葉としても使われます。
もう一つは、骨董品の中でも娯楽品や嗜好品をまとめた意味合いで使われます。
当サイトでは後者の意味合いで使用しています。
勲章
勲章とは“栄誉を称えるために贈られる章飾”の事で、戦争中に戦果を挙げた兵士に授与されるイメージがあるかもしれません。
ですが、「旭日章」や「瑞宝章」など功績の種類に応じて現在も授与されている勲章があり、等級の高い勲章の買取価格は数万円~数十万円に上ります。
また、勲章は世界各国で授与されている事から、種類も多く、価格もピンキリなので、勲章を専門としたコレクターもいます。
意外と勲章の流通量は多い事もあり遺品整理で勲章が見つかる事も珍しくはなく、もしも勲章が見つかった際には売れる可能性があるので買取依頼するとよいでしょう。
アンティーク家具
古い時代に作られた家具です。
アンティーク家具の価値の判断は技術や仕上がり、素材など様々な要素で決まります。
ですが、高価買取対象となりやすいアンティーク家具はヨーロッパの方で造られた家具です。
アールヌーヴォーやアールデコの家具は人気が高く、高価買取対象となる事も多いようです。
楽器
楽器は基本的に価値が高い事もあり、どのような種類でもヴィンテージであれば高価買取が期待できます。
楽器はほかの骨董品と比べて査定は容易だとは言われていますが、それでも興味がなければ判断は難しいので、価値があるかは専門家に判断してもらう事をおすすめします。
骨董品を高く売るコツのまとめ
遺品などで見つけた骨董品を買取依頼する際には守るべき高く売る為に大切なコツがあります。
そのコツをまとめてご紹介します。
骨董品に強い買取業者を選ぶ
「骨董品の買取もお任せください」と言っている買取業者は意外とたくさんあります。
ですが、本当に骨董品の査定・鑑定をした上で買取できる業者は多くはありません。
そういった買取業者に依頼するとほぼ確実に骨董品を安く買い叩かれることになります。
その理由は、10万円で買取した骨董品が贋作だった場合は買取金額がそのまま赤字になるので、骨董品の価値を査定できない業者は全て贋作と考えた上で買取するからです。
つまりは、本物の三輪休雪の茶碗であっても贋作と伝えて無料で同然で買取するというわけです。
骨董品を売りたい人の多くは相場観をほとんど把握していないので、こういった適当な査定しかできなくても買取する事が可能なのです。
ちなみに、そういった業者が買取した骨董品は、その後に外部のオークションスタッフや骨董市場のスタッフにまとめて鑑定・販売を委託します。
それで当たれば贋作と言って10円で買った茶碗が10万円で売れて利益が出るという事です。
ですので、骨董品を売る際には骨董品の買取に強い業者に依頼するべきなのです。
適当に買取業者へ依頼しない
上記と少々内容が似ていますが、近所の骨董品屋さんやネットで見つけた骨董品買取専門店を無条件に信用して依頼しないという事です。
知り合いの口コミや本当に評判が良いのかネットで調べてから依頼するようにしましょう。
骨董品の過度な手入れは行わない
ブランド品や食器、洋服などは綺麗な状態の方が高く売れるので清掃を行う方が良いと言われていますが、骨董品に関しては埃を払うなど必要以上の手入れは危険です。
骨董品は基本的に経年劣化がすすんでいるため、劣化がしやすくなっているからです。
それに加えて、木製素材や象牙製の彫刻など、素材の種類や用いられているも様々なので下駄に素人が綺麗にしようと手入れをすると逆に傷をつけて価値を下げる事につながるのです。
その為、骨董品を綺麗にするのは埃を払ったり、眼鏡吹きのような柔らかい布で軽く拭く程度の事までにとどめておくことをおすすめします。
保管状況を改善する
骨董品を直接手入れする事は控えた方が良いですが、保管状況を改善する事はおすすめです。
遺品整理などで倉庫や普段開放しない押し入れの奥など、「湿気と埃の溜まる密閉空間」に保管されていた場合は、掃除を行った上で数日に一度で良いので換気を行うとよいでしょう。
陶器や木製、紙、布など骨董品の多くに使用されている素材は湿気を原因としてカビの発生や経年劣化が進行します。
茶碗などの骨董品が桐箱にしまわれているのも湿気対策が理由であり、湿気を喚起する事は骨董品の劣化を抑える上で非常に重要なのです。
ただし、換気を刷るとはいえ日光に直接さらすと紫外線による劣化も進行するので何度や物置など、日の届かない暗所がおすすめです。
できるだけ早く骨董品を売る
骨董品は基本的に経年劣化が進行している事から、早めに売る方が良いと言われています。
特に、骨董品に興味がなく保管方法や手入れにも詳しくないのであれば、早めに売る事が高価買取の為に非常に有効な手段です。
些細な付属品でもまとめて査定に出す。
骨董品は桐箱や二重箱、布や紙、タグや証明書に鑑定書など様々な付属品がありますが、どのような些細な付属品であってもまとめて査定に出すようにしましょう。
付属品が本物である証明に繋がる事もあるので、付属品の有無だけで数十万円単位で買取価格が変わる事もあります。
一括査定サービスは無駄
引越しの業者選びで有名なネット一括査定ですが、骨董品などの買取においても同様のサービスがあります。
ですが、はっきり言ってネットの一括査定は無駄です。
一括査定のからくりとは、入力した情報を登録している業者へ一気に拡散し、情報を受け取った業者が連絡を返してくるというものです。
登録業者を色々と確認した事がありますが、評判の悪い業者も普通に登録されていますし、依頼する側が実質買取業者の判断ができないので、「一括査定=情報弱者狩り」とも言われているほどです。
また、一括査定であり得ない査定金額目安を伝えて、実際に査定をする時に「状態が悪い」など適当な理由で買取価格を下げるような手法も横行しているそうです。
骨董品買取で一括査定を行うくらいであれば買取福ちゃんに依頼する方が楽ですのでよっぽどおすすめです。
おわりに
遺品整理や片付けで骨董品のようなものを見つけた場合は、必ず処分よりも買取を検討すべきです。
日本・中国・西洋問わず、骨董品には高い買取価格が期待できるので、価値を知る前に処分をしてしまうと思わぬ大損をしてしまう可能性があるからです。
前述でも紹介した買取福ちゃんでは、相談から出張査定まで完全無料で対応していて、「キャンセル」or「買取不可」の贋作だったとしても費用が発生する事がないので、古そうで気になる品物があれば福ちゃんに相談するのが非常におすすめです。
骨董品の買取を検討中であればぜひこのページを参考にしてください。
また、遺品整理について検討中であれば次のページも参考にしてください。